| ■ ID | 525 |
| ■ 種類 | 学会発表 |
| ■ タイトル | ムサシトミヨの保全と今後の課題について |
| ■ 著者 | 金澤光
埼玉県環境科学国際センター |
| ■ 出版元 | |
| ■ 出版年 | 2005 |
| ■ 誌名・巻・号・年 | 淡水魚保全シンポジュウム岐阜大会、平成17年11月20日 |
| ■ 抄録・要旨 | 県のさかな「ムサシトミヨ」の保全と今後の課題について、当センターで取り組んでいる研究事例の紹介を行った。
当センターは、平成16年４月から埼玉県農林総合研究センター水産研究所熊谷試験地の廃止（現在、熊谷市ムサシトミヨ保護センター）にともない、ムサシトミヨの種の保全に関する研究を引き継いでいる。危険分散のために、繁殖種を年間、数千匹繁殖させている。以前、生息が確認された水域への移植放流や、小中学校のビオトープ池用、展示飼育用として、飼育を継代し続けることで生じる近親交配による弊害を防ぐために、生息地の離れた３採捕場所別のムサシトミヨを系統保存飼育し、供給している。また、簡易な繁殖方法の技術開発に取り組むとともに、元荒川の最上流部におけるムサシトミヨの生息状況等の把握、及び生理生態的研究を行い、その結果を踏まえて、生息水域における生息環境の改善や保護啓発の強化等を図ることにしている。
必要に応じ、適切な方法による生息条件下での繁殖を行うことにより、分布域の拡大及び個体数の増加を図り、ムサシトミヨが自然状態で安定的に存続できることを目標としている。 |
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